Id 20180006 2

滝沢ななえに恋バナを振ってみたら、思ったより「天然王子」だった

2018.08.08

去年、とあるTV番組で「女性の恋人がいる」とカミングアウトした滝沢ななえさん。彼女は現在、プロバレーボール選手を経て、美尻専門のジムでインストラクターをしながらタレント活動をしている。

かつて「日本スポーツ史上最高の美女」と謳われた整った顔立ちに、スラリと伸びた手足。インタビュー現場に颯爽と登場した彼女の身のこなしはまるで王子様のようで、ジムに通う方々から「先生、素敵!」と言われているところが目に浮かぶ。

しかし、例の「女性の恋人」とはぶっちゃけどんな恋愛をしているのだろう?彼女の恋愛事情は、未だベールに包まれたままだ。

ということで今回Palette編集部では、未だ語られない滝沢ななえさんの「恋バナ」について、ド直球に聞いてみることにした。

(インタビュアー:編集長 合田 文)

合田 : いきなりなんですが、今滝沢さんが付き合っている彼女さんって、昨日Twitterに載せていたこの方ですよね?

滝沢 : そうそう!…って、 恥ずかしいな(笑)

合田 : それにしても、なんかこの写真めっちゃカッコつけてません?

合田 : いや、もちろんカッコいいからいいんですけど!王子様みたいですよね。

滝沢 : そうなんですよ。

合田 : え?

滝沢 : なんかね、静止画はいい感じなんですよ。でも、お家にいると何もしなくて。彼女との立ち位置も、外向きには私がしっかりしていて彼女が私に頼って甘えているような構図に見えるかもしれないんですが、家では何もしない。むしろ逆で、いろいろお世話焼いてもらってます。

合田 : 王子の片鱗もない、と…。

滝沢 : はい。でも王子でいたい。(キリッ)

合田 : …こんなキャラだったんですね。

滝沢 : 実は結構ボケたりするし、イジられキャラかも(笑)インスタとかもカッコいい感じのしか載せないんですけど、私のことを良く知っている友人からは、めちゃくちゃ突っ込まれます。いわゆる、口を開かずに黙って立っていれば悪くないのに、と言われてきたタイプで…。

合田 : なるほど(笑)今度滝沢さんのカッコつけた写真をTwitterで見つけたら、引用リツイートで「みんな騙されないで!この人、本当は王子じゃないよ!」って言わなくちゃですね(笑)

滝沢 : やめて、やめて(笑)

合田 : まあ、この記事が出たら結構バレちゃいますけど(笑)

滝沢 : !?

合田 : …天然なんですね。

合田 : 滝沢さんがどんなデートしてるのかも気になります。

滝沢 : この前は車で買い物に行きましたよ。バックするときこんな感じで、助手席の後部座席に手を回して!

合田 : やって見せていただいて、ありがとうございます(笑)おふたりは、外で手を繋いだりもしちゃいます?

滝沢 : 全然、しちゃいますね。普通のカップルと一緒ですよ、肩も組むし、くっついて歩いちゃう。

合田 : かわいいカップル!エスカレーターとかだと、さりげなく密着したりもできますよね。

滝沢 : そうそう(笑)

合田 : ぶっちゃけ見られたりとか、しません?

滝沢 : 女性同士なので、見られますよ。でも気にしない。隠してもしょうがないし、逆に、どうして異性同士はいいのに、女性同士だと見られちゃうの?と。こういう人も居るよってことで、私たちは隠さないでデートしていますね。

合田 : ある意味、啓蒙活動ですね。おふたりのツーショットとかあったら見せてほしいんですけど…。

滝沢 : いいですよ。(スマホを取り出す)

合田 : あ、LINEで彼女さんとアルバムとか作ってる…。(ほっこり)

滝沢 : ふふふ…いや、向こうが作るんですよ。…あ、これとか私めっちゃ王子みたいじゃないですか?

合田 : いや、これ、トイレの鏡越しじゃないですか!王子はトイレで写真なんか撮りませんよ(笑)

滝沢 : こういう後ろから抱きしめる構図とかでよく撮っちゃう。王子感が出るから。ねえ、そうでしょ!?

合田 : ………。

滝沢 : クールでサバサバした女性と、キュートでかわいい女性がいたら、完全に後者がタイプ。150%女のコ!みたいな人が好きですね。

合田 : 自分にはない性質を相手に求めている…?

滝沢 : そう、自分とは真逆の女の子が好きかな。甘え上手のお姫様みたいな。

合田 : でも、男性にもモテたんじゃないですか?

滝沢 : う〜ん、まあ…どうかな(笑)ハタチ越えてから女性の方が合っているな、と明確に気づいたので、それまでは教科書通りに男性を好きになる。というのが普通だと思って生きてきたかもしれませんね。

合田 : それは本当に、気づけて良かったですね。自分に合った恋愛ができるようになって…。

滝沢 : そうなんですよ!私の場合は、女性と付き合っていることを公にしても、職場も友達も家族も受け入れてくれたのが大きかった。きっとこれは恵まれてる方で、だからこそ、ポジティブに発信できることがあると思っているんです。

合田 : LGBTQ+として生きるという話のときに、どうしても苦難や葛藤などのネガティブな話にスポットがあたりがちだけど、そうじゃなくて、ということですね。

滝沢 : はい。こういう人も普通に生きている社会であることを伝えたい。それぞれ事情があるし、誰もが自分のセクシュアリティをオープンにしなくてもいいけれど、言える人間がどんどん自分のことを言って、誰かがそれを理解して、もうちょっとだけ世界が良くなるきっかけになるといいな。



とてもチャーミングに、そしてときおりドヤ顔を交えて恋バナを語ってくれた、滝沢ななえさん。

周囲の目が気になって手を繋ぐことも躊躇する同性同士のカップルが多いなかで、彼女がこうしてありのまま恋愛ができるのは、まずはしっかりと自分の在り方を認め、それを誇りに思っているからではないだろうか。

キラキラした笑顔のなかに自信を兼ね備える彼女は、改めて無意識的に異性愛前提でまわる世界のちっぽけさを思い出させてくれる。

その凛とした姿は、やっぱり王子様のようにカッコよかった。

(撮影: 漆原美代

FOR YOU

MORE