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Paletteが考える"恋と愛と性"

2019.02.14

「恋に落ちて愛を育み、その過程で性を営む。」

私たちは普段、"恋と愛と性"について、切っても切り話せないワンセットのものとして捉えることが多いように思う。しかし、本当にそのような"恋と愛と性"の関係性しかないのだろうか? バレンタインの今日、Paletteメンバーにそれぞれの"恋と愛と性"を聞いてみた。

参加メンバー:あや、けい、渓花、あきひろ、まり(ファシリテーター)

まり :早速ですが、みなさんにとって、恋ってなんですか?

けい :ぼくにとっての恋は、ハートにズキュンとくるものかな。これまでも一目惚れすることが結構多かったし。今の嫁さんも、バーで一目惚れして、声をかけて、付き合った人。その当時、嫁さんには別の彼氏もいたんだけど、「どっちを選ぶの?一週間で決めて!」って、グイグイ行きました。

あきひろ :そのあたり、ゲイと違ってオスっぽいですね。ぼくの周りのゲイの友人は受け身の人が多いです。クラブに行っても、遠くから「あの子かわいい〜」って身内で言うくせに、直接は声かけないんですよ。

まり :そのノリ、すごいわかります(笑)じゃあ、あきひろさんにとっての恋ってなんですか?

あきひろ :ぼくにとっての恋は、ドキドキするかしないかですね。ゲイの出会いって、結構アプリとかが多いから、ドキドキってあんまりないんですよ。ご飯だったり、デートだったり、セックスだったり、出会うときにすでに目的があるんですね。ドキドキを経る恋愛みたいなのが今までなかったので、ドキドキしたいです。

まり :最近はドキドキしていますか?

あきひろ :今付き合っているパートナーの隣にいるだけでドキドキしちゃいます。映画とか一緒に見てたら手汗かいちゃう。

一同 :かわいい〜〜

あきひろ :アプリからの出会いが嫌だったので、その彼とはまずドキドキするきっかけから繋がるようにしました。友達同士を集めて、代々木公園でピクニックをしたんですよ。そこにいた一人が、かわいいなと思っていたけど、最初はあまり話しかけられず。でも数ヶ月かけて映画とか行くようになって、付き合うようになりました。

まり :渓花さんにとって、恋ってなんですか?

渓花 :三次元のリアルの男の人や女の人に恋をしたことがあんまりないんですけど、私の場合は今、二次元のキャラに恋をしているんですよ。自分が恋してるなって思う一番の理由が、「私、この人のためにきれいになっているな」って思ったことです。

あや :名言すぎて頭の中でテロップはいっちゃった!

渓花 :今までお化粧とか興味なかったけど、自分の目元が可愛くなるとか、この洋服の方が私に似合ってるとか、そういうことに視野がひらけたというか。三次元の恋人はいないんだけど、「渓花ちゃんきれいになってるよね」って言われることが多くなって、あーこれは恋だなって。

あや :三次元の関係性の中だと、その人に会うから綺麗になるみたいなのがあるけど、二次元だとどういうときに綺麗になろうと思うきっかけがあるの?

渓花 :私の実体験では、アニメのコラボカフェで、そのキャラをイメージした料理が出て来て、キャラクターもいて、それがすごいおしゃれだったんですね。その時に、今までのダサい格好じゃ行けないって思ったんです。

けい :めっちゃ恋だね。あやちゃんは、恋をどういう風に捉えてる?

あや :私は、欲求とか、煩悩みたいなものと結びつきやすいのが恋かなと思う。一緒にいたい、私だけ見ていてほしい!みたいな。私はべつに煩悩が悪いものとは思ってないけど、逆に愛っていう関係性は煩悩っぽくないなと思う。

一同 :なるほど〜〜

あや :私のパートナーはAロマンティックで、恋というフェーズがないんですね。でも世の中だと、"恋から愛"にいくっていうルートが一般的だと思うんですけど、私のパートナーがそのメジャールートを取らないので、"友情から愛"、とか、"一緒にいたほうがお互いのためになるから愛になる"、みたいなルートで付き合っています。

まり :恋から愛以外のルートも実はいっぱいありますよね。ではみなさんにとって友達と恋人ってどう違いますか?

あきひろ :友達は、家族に近い感じですかね。常に一緒にいたいし。親友とパートナーはイコールなんですよ。長く一緒にいたいと思うのが、ぼくにとっての愛かな。

あや :わかる、私もパートナーと親友なんですよ。誰が親友って聞かれたらパートナーだし、誰が恋人って聞かれてもパートナーだし。

けい :ぼくは、嫁が親友かと言われるとそうではない気がする。家族っていうチームを一緒に育んでいるみたいな。

渓花 :逆に私は、友達にも愛を感じます。なんとかしてあげたい、と思うのが愛なのかなと思ってて、友達にもそういう風に感じるので。ちょっと盲目チックですね。

まり :二次元に恋をする渓花さんは、その恋が愛になることもあるんですか?

渓花 :めちゃめちゃあります。最初からキャラによって、愛を感じるキャラと、恋を感じるキャラがいるので、そう考えると私にとって愛と恋は別だなって思うんですけど、恋してるキャラに対して最近愛を感じるなって思うこともあります。ということは恋が愛になってるなってことですよね。

まり :どういうときに愛になってるなって思うんですか?

渓花 :やっぱり、なんかしてあげたいみたいな気持ちになるときかな。愛してあげたい、みたいな。

あきひろ :でも難しいのが、友達とセックスしないじゃないですか。かといって恋人ならセックスするか、というとそうでもないし。ぼくのパートナーに対して、一緒にいたいと思うんですけど、あまり性欲はわかないんです。

渓花 :逆に私は友達と話してて、恋しているわけではないけれど、この子とセックスしようと思ったらできるなって思う時あります。

まり :セックスをするために、愛とか恋とか、その他の感情が絶対に必要ってことではないですよね。「セックスから始まった恋は長続きしない」みたいに言われるけど、そんなこともないと思います。

あや :だから恋と愛と性、私にとっては全部、別ものです。恋と性は結びつきやすいけど、性が単体でいる人もいるし、愛と結びつくひともいれば、その3つが全部結びついている人もいるってことだね。

まり :恋とか性とか自分の持つ気持ちみたいなものだけど、愛は、誰かとの関係性を維持しようと思うその努力全体のようなものだと私は思っています。出会ったものに対して愛を感じる、っていうのは、その関係性を続けるために、譲歩したり伝えようとしたりする、その行為が愛なのかな、と。だから私は、恋・性と愛は別枠でとらえています。

あや :わかる。関係性を持続させるための理性的な行動に愛を感じますよね。相手を励ましたりするのもそうだけど、起きた問題を解決しようするのは、確かに恋だけで引っ張り切れるものじゃないかもしれないね。メジャーなルートとして、恋をして、付き合って、愛に至る、みたいなのがあるけど、愛って本当はもっと広くて大きくて、そこにたどり着くルートはなんでもいいんじゃない?って思う。それに、自分の見ている色が人とは違うのと同じで、愛や恋とは、って一個に定義しえないものなんじゃないかなって思う。ここからが愛!とかじゃないよね。

"恋と愛と性"−−Paletteメンバーそれぞれが全く違った定義を持ち、そして3つの関係の捉え方も人それぞれだった。恋と愛と性にまつわる王道のストーリーに親しんできた私たちだけど、実は人の数だけ多様なストーリーがあるのだと思う。今年のバレンタイン、改めて、あなたにとっての恋と愛と性について考えてみませんか?

(カメラマン:金澤千夏)

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